TYCCプロアマコンペに参加して
TYCCプロアマコンペに参加
―――――同伴の加藤淳プロが、インのハーフ29で回る。トータル63のハイスコア。
昨日、昨年に続いて、TYCCプロアマコンペに参加した。
競技は、当カントリー倶楽部から巣立ったプロ総勢15名に各3名づつのアマが、共にプレーし、アマのみが、新ペリアで順位を競う形で進められた。
私が一緒にプレーさせて頂いたのは、加藤淳プロで、若手No.2の列記とした、JGTOのメンバーで、よみうりゴルフクラブ所属のプロである。
非常に意欲的に、トーナメント参戦に向けて努力されておられるようで、ご自身のプレーも、そこそこに、ラウンドしながら、一緒に回ったアマ3人に対して、ショットごとに大変有益なレッスンやらアドバイスをして、頂いた。
即効性のあるレッスンのお陰で、アマ3人は、比較的難しいとされる後半のインで少しづつスコアをアップさせた。
考え方も、非常に若々しく、従来のトーナメントプレーヤーとは、良し悪しは別として、やはり画然とした違いを感じさせた。理路整然とした、解説付きのレッスンは極めて理解し易いものであった。
最も印象に残ったのは、「今の男女の若手プレーヤー達の目覚ましい躍進ぶりは、何が原因か?」の問いに対して、用具の進歩がもっと大なのではとの答えが、当然返って来るのでとの予想に反して「それも大きいのは当然だが、もっとも大きな違いは、情報が昔と違って、簡単に手に入るように成った事でしょう。」と話された事であった。
昔のプロたちが、先輩たちのプレーを見よう見まねで、覚えた時代と違って、色々なスウィング理論・トレーニング理論・ゴルフギア等多面的な情報等が簡単に手に入る時代に成ったという事であろう。
最もエキサイティングだったのは、冒頭に記したように、そのプレー振りで、歴然とスコアに表れた迫力である。
アマとして、プロが幾ら、ティーグランドが、バックティーより少し前であったとは言え、そのようなスコアでプレーするのを、間近で見せて頂き、その上、一緒にプレー出来たことは、何物にも代え難い事であった。
後半のインの上り3ホール位は、完全に私は、ギャラリーと化していた。
このような事は、今後のゴルフ人生で二度とないであろう。
表彰式では、軽妙な話術の杉本英世プロの司会で、進められ、ご本人・村上隆・菊地勝司の各プロ等日本オープン勝者のオープンにまつわるエピソードが語られた。
杉本プロは謙遜されて、1964年初栄冠の時は、世代交代の時期で、林由郎プロらの力の衰えてきた時に勝てたのは、ラッキーだったと。
村上プロはファイナルで、連続6か7ホールワンパットだったとか、菊地プロはファイナルで、強風の中、青木功プロを抑えて、ワンストローク差で勝利し、ロングホールで、3回ウッドを使い、最後はバッフィーで、80も叩いたとの事。
杉本プロ曰く「最終日80も叩いて、オープンを制したのは後にも先にも菊地プロだけ」と。
現所属プロの白井吉治プロに関して進行の長嶋庄平ティーチングプロから今発売中の週刊ゴルフダイジェストに、漫画のプロゴルファー猿の主人公は、同プロである事、又その関連記事が掲載されている旨の紹介があった。
丁度このプロアマに出場されていた、同漫画の作者藤子不二雄氏から当時を振り返ったエピソードが語られた。
ウン十年前、研修生だった、同プロが、小柄ながら、大変な飛ばし屋であったの見て、モデルに決めたとのこと。
決して、顔を見て、モデルに決めた訳ではないと付け加えられた。
小生飛び賞までも、ゲットし、大変意義深い、楽しい一日であった。