石川遼ちゃんにエールを送る!
いよいよ日本時間明早朝AM5.00からカリフォルニア州リビエラカントリークラブで、米PGAツアー「ノーザントラストオープン」が始まる。世界中のゴルフファンが注目する、日本ゴルフ界期待の星ハニカミ王子こと石川遼ちゃん登場である。各界のゴルフ通を任ずる人たちが、色々な予想をしている。米国のTVゴルフ番組「ゴルフチャンネル」でも、遼ちゃんが、決勝に残れるか否かを、二人のゴルフ評論家に問うていたが、二人とも「ソリッド」(残る。)と答えていた。
日本では、活躍できるか否かは、論議は二つに割れているようだ。否定論者は、「ここで予選落ちした方が、彼の将来のためには、肥やしになって良いのでは。」とさえいう識者もいるとのことである。
私は、今までのプロデビューしてからの遼ちゃんの活躍ぶりと彼の総合的なポテンシャリティーから、見て決勝に残れるどころか、少なくとも20位以内かあわよくば、優勝争いも期待出来るのでないかと思う。
その根拠として、
1まずメンタル面である。常人にない、モチベーションと、自己コントロールに傑出している。
2タイガーとよく比較されるが、率直に言って、タイガーの同年齢の時のスウィング(全米アマ3連覇当時のスウィング) と比較しても勝るとも劣らないダイナミックなスウィングをしていると思う。
中でも特に優れていると思うのは、あれだけマンブリしても、バランスが微動だにしないほどしっかりしていることを挙げたい。
3タイガーよりすぐれた活躍が期待できるのは、遼ちゃんには、タイガーという格好の目標を常に念頭において、今まで努力して来たことである。タイガーには、それだけの目標は存在しなかった。ダイナミックさは彼自身で、完成させたものである。
4遼ちゃんは、「急がば、回るな」と言ってプロ入りした。そして結果をきちんと出した。
5怖いもの知らずの内に運を味方にして、一気に、上り詰めるだけ、上り詰めた方が彼の場合には良いような気がする。結果が出れば、更に更に自信を深めて、レベルの高いゴルフが出来るようになるであろう。
彼には、今回失うものは何もないはずである。
日本オープンで2位になった時のように、どのようなホールでも、ドライバーで攻め抜く姿勢を貫いて欲しいものである。
結果がどうあれ、そのアグレッシブさが、好結果を生みだす可能性を導くというものである。
仮に結果が、裏目に出ても、賢い遼ちゃんの事だから、しっかり肥やしにするだろう。
いくら遼ちゃんでも、いつか必ず、壁にぶつかることになるとは思う。しかし彼が仮にスランプに陥ったとしても、お父さんと二人で、自分でも考えながら作り上げたゴルフだから、スランプからの脱出も、並の選手とは異なった対応を見せるであろう。
いずれにしても、持てるものをすべて出し、悔いの残らぬ戦いぶりを見せて、PGA初挑戦をエンジョイして欲しいものである。