ルックアップ打法

先日東京よみうりカントリークラブでラウンド後、アプローチの練習を色々とやって見た。悪戯にアニカソレンスタム(デービッド・デュバルも同一パターンと思う。)がやっている、インパクトと同時に目線をボールから離して目標方向に向ける、従来ヘッドアップと、きつく戒められて来たやり方を試して見た。これが結構結果が良いのだ。フォローの形はまるきり異なったものになるが、方向性が可也良くなる。ゴルフのように、止まったボールをタージェットに運ぶ球技は他にあまり無い。野球・卓球・テニス・バドミントン皆飛んでくるボールを迎えて、インパクト(インパクトの瞬間を見たりしない。)して、狙った方向へ打ち返している。野球のトスの場合は、予めボールを最初から持っていて、近距離へ正確にボールを投げる。これはインパクトを省略している訳である。従来の、と言うより、今でも大多数のプロは、正確なインパクトを得る為にヘッドアップをしないようにしてアプローチしている。若しインパクトを、何時までも凝視しないで、出来る自信があれば、早く目標方向に目をやって、ルックアップする事は、極めてコントロール性が良くなるはずである。両者のアプローチを他のプレーヤーに見て貰ったが、ルックアップの方が、様になっていると言われた。実践で試してみる価値が、大いにありそうだ。正確にインパクト出来るように、シンプルな、パッティングに準ずるようなストローク(首の付け根を支点とした振り子運動)が先ず身につかなければ、話にならぬであろう。
2007/05/12 mura-Q