サロンパスワールドレディース・ファイナル 観戦印象記
東京のはずれの稲城市にある東京よみうりカントリークラブで行われたサロンパスワールドレディース・ファイナルを観戦した。雨にも拘らず、大勢のギャラリーが詰め掛けた。女子プロ人気の秘密の一端を見る思いがした。同じここで行われる男子の日本シリーズもよく観戦するが、人気の差が何処にあるのか色々と理由は考えられであろうが、幾つか感じたままを挙げて見る。協会の資金の差もあるのかもしれないが、18番グリーンでのオーロラビジョン・スコアボード・アナウンスメント等の演出になんとなく、女子プロのトーナメントらしい華やかさを感じた。更に尤も素晴らしいと思ったのは女子プロゴルフ協会の姿勢である。樋口会長以下現役退いて間も無い、否まだ時折トーナメントにも顔を出しているような、小林浩美・生駒佳代子・中村悦子プロ等を初めとするOGたちの、解説から売店運営等細かい所までの全般的な協力である。やはり女性ならではの細やかさである。プライドの高い男子プロ達には中々真似の出来ない所であろう。(男に女性の真似をしろといっても土台無理な話で、PGAはPGAで、「男らしさ」で勝負して欲しいと思うが。) LPGAのこうした気合の入った姿勢がある限り、益々の隆盛が保証されるであろう。
トーナメントの方は、全美貞の2週連続優勝で終わったが、ルックス・プレーともに素晴らしい選手だ。カリーウェブも優勝こそ逃したが、流石ですね。過去連続優勝を飾った事のあるコースでの貫禄十分のラウンドだったと思う。
日本選手で最後まで一人頑張った上田桃子プロは大変楽しみなプロである。今のところ選手の品格がいまいち未熟だが、成績とともに立派に変貌して行くのではと大いに期待が持てる。
次回は久しぶりでトーナメントを観戦して,超一流と一流の違いについて感じた事を記そうと思う。
Mura-Q