トムソンナショナルカントリークラブでの研鑽会

先日の日曜日、メンバーになっている廣済堂系列で栃木県西方町のトムソンナショナルカントリークラブでの研鑽会に参加した。この会はルール勉強・メンバー親睦交流を名目としてコース所属の植田浩史プロ・浅間生江プロが一緒にプレーされ、ラウンド後のパーティーも含めて、色々とマナー指導・技術指導をして下さる。今回4回目で小生は第2回目より、3回参加。いつもながら収穫が多いのだが、本日は特に、植田プロからマナー指導を含めて、沢山の課題を提供して頂いた。細かいが、極めて大切な事が沢山あり、西八会のゴルフ愛好家の方々の参考になればと考え、その内の幾つかを、書き記す。
①トーナメントプロは約2時間前にはゴルフ場に到着すると聞く。食事や、風呂場等で、入念なストレッチをした後、スタート約一時間前からの時間の使い方の一例として、植田プロの場合、先ずトイレタイム10分位・10分パッティング・20分ウォーミングアップ練習・10分再びパッティング練習・スタート10分前の集合というものであった。普通アマチュアはやらない、パッティングを二回に分けることの意味は、最後にまとめて20分だと、体が冷えてしまうのと、集中してやるには20分は長過ぎるとの配慮からであると言う。普通3個位のボールを使用することが多いが、一個のボールを使って色々なパターンのアンジュレーション・距離を、各ピンをホールアウトしてゆく形で6ホール分位こなして行く。段々に本番の感覚を植えつけて行く感じになる。
②最近のフェードボールの打ち方について。私はリートレビノをイメージして思い切ったオープンスタンスでフェードを打とうとしていた。練習では結構上手く行く事が多いのだが、いざコースでとなるとトップする確率がかなり高くなる。そこでプロからの指摘で最近のフェードの打ち方はむしろ左足を前に出す形が良いと。このうち方は左下がり、前下がりにも応用されるとの事。昨今あまりオープンスタンスは背丈の或る人を除いて流行らないと言うことである。その理由として、一般的に欧米人に比べて身長の低い日本人がオープンに構えると左足を後方へ引いた分、左肩も後方へ引き易くなりインパクトでボールとの距離が遠くなりがちになる。背の低い日本人はますますフラットとなる。アプローチでも同様で、クローズに構えることによって、ダウンスウィングでオープンの時の様な右肘を右膝で押し出してしまって、いまわしいシャンクが出る確率も低くなる。右上肢・肘の通り道に余裕が出来る。
スウィングの終盤は左股関節が軸回転するので、クローズスタンスの方がボールに近づいて高く構えられる。ラウンド中は試みてもすぐに自分のものにはならなかったが多少応急手当としての効果が認められた。練習を積
めばかなり良い感じで打てそうだ。
③ モーニングショットでは左肩の入りが不足しがちになる。そこで左打ちの素振りで左踵を上げる位にしっかりと大きなフィニッシュを取る。このストレッチ効果により、より深いトップが作れる。とプロ曰く。
④ ルールに関して一つ。グリーン上でアドレス即ちパッティングせんとボールに近づいてスタンスを決め、パターをソールした後は一旦し切り直しをしようとしてボールから離れても、アドレスを解除した事にならず、もし風のためにボールが動いた場合、ワンペナルティーを払って元に戻してリプレースして打たねばならない。風が強くてボールが動きそうな時はもう一度マークしてボールを拾い上げた方が良いという事である。月例等に参加している方は是非覚えておきたいルールである。
             
                              12月14日    Mura-q