ソニーオープンファイナルラウンドのテレビ中継を見て ウッズ VS エルス<2003.1.20記>
アーニ-・エルスのドライバーのスウィングテンポが以前に比べてかなり早くなっている。確率重視のゆったりしたテンポが持ち味だったアーニ-が、そのポテンシャリティを更に高め得るテンポでのストロークにトライしてきたことは、今年の彼の大爆発を予感させる(逆のリスクも有り得るが)。
彼の身体的ポテンシャリティは世界の超一流プロの中でもナンバーワンと思う。今まではドライバーからウェッジに至るまで60パーセント位の力加減で振っていたのではないだろうか? ジョン・デーリーも脱帽のドライビングディスタンスが度々見られるだろう。開幕戦に続いての二連勝。今年のエルスは本気でタイガーに立ち向かう積りではなかろうか? 昔、ジョニーミラーが派手な開幕三連勝を飾った事があるが、その再現が見られるかもしれない。
他にエルスのスウィングについて感じたこと。スウィングアークがフィニッシュまでオンプレーンにあることは、他のプレーヤーに比べて際立っている。アドレスでドライバーからショートアイアンに至るまで左肘は真っ直ぐに伸展し、右肘は僅かに屈曲している。コックに入り易い体勢であると思われる。