久しぶりのパット数28
昨日は東京よみうりカントリークラブでラウンドしたが、色々と収穫があったのでそれを自分なりに分析し列記して見た。スコアはレギュラーティーでイン48・アウト・48で小生としてはまずまず、ただ嬉しかったのは久しぶりでパット数がイン13・アウト15と30を切った事である。
△パッティング:両腕を身体につける。胸郭を一体として第一胸椎を支点として振り子運動を行う。第一胸椎以下の脊椎の捩れは胸郭に殆ど影響しないのではないか。鏡を見ての素振りでの印象から。アドレス時両膝を伸ばして高い姿勢(持続して腰をかがめて練習をすると腰痛を起こし易く、また高く視線を保つことにより、ロングパットのライン方向性を俯瞰し易い。)を保ち尚且つ重心を土踏まずに感じるように構える。原則的には両足はパラレル・スクエアだが、タージェットラインに、そのまま右前・左後ろと前後に足をずらすことにより腰痛防止に役立つと思われ、時々試して見たが良い感触だった。勿論腰・肩のラインはスクエアのまま。腹をへこますように構える。(これまた腰痛防止に役立つように思う。腹筋背筋への負担が少ない。)重力の自然利用が効果的である。両上肢はダランと下げる。肘はやや屈曲した状態となる。
△パッティングのルーチン:ロングパットの場合はパターヘッドを打ち出す方向にスクエアに合わせる一方法として、昔から使われているプレショットルーチンとしてボールの前即ちカップ寄りにヘッドを置いてラインを見通し、それからボールの後へソールする等、それなりの時間を要するが(はずしても、寄れば良い位の気持ちで気軽に打てるので体の動きに対するプレッシャーは余りない。)なるべくプロサイド(はずしてもフックラインなら右側・スライスラインなら左側)にボールが行くように意識する。(カップの向こう側の、半径50cm位の4分の1円内に留まる様に。フックラインは右・スライスラインは左。)短いパットの場合は、同じように慎重になり過ぎて時間がかかり過ぎると入れ頃はずし頃のプレッシャーがかかって来て身体の動きにスムースさに欠ける事になりがちなのでショートパット用のやや時間を短縮したルーチンを考える必要性を感じた。感性を損なわぬように、身体の動きがスムースに行くことが理想だ。時間を掛ければ掛ける程、感性は淡れて行く。両者のルーチンの長さをなるべく近づけた方が良いであろう。本日からボールの半周に線を入れ、それをスパット代わりに目標方向に合わせ、グリーン上に置くルーチンを採用した。これはスパット効果がロゴを使う場合よりかなりはっきりする。
△ラインの読み:グリーンに向かってフェアウェイを歩きながらピンを中心としたグリーン全体のundulationをつかみ、他のプレーヤーの邪魔にならぬように早目に自分のボールの反対側に行き、次いでパッティングラインの直角方向より眺め、最後に自分のボールの後ろに立って、それぞれの傾斜を斟酌して打ち出すラインを決定する。勿論キャディの意見も参考にして自分で結論を出す。この積み重ねが自分のライン読みの能力を向上させる。出来る限り他のプレーヤーがパッティングをしている間にこれらの作業を済ませて自分の順番になったら、すぐパッティングに入れる態勢を取る。自分と同伴プレーヤーのリズムを考えてこれらのことを実行したい。
△頭では分かっている事だが、ドライバーで飛ばそうと思うときほど、力まぬように、リラックスして上半身に力が入らぬように、切れ良く腰を回転させるように、意識すべきと思った。身体でこの事実を体感出来るようにならねばならない。力みの焦点を股関節の乗換えと回転に向けるべきと頭で理解したが、実際には体現は容易ではない。いわゆる力みは上半身の筋肉の硬直を招き、逆に遠心力にブレーキを掛ける事と成ってしまう。飛ばさねばならないという場面に遭遇したら、「飛ばすまい、飛ばすまい」と心に念じた方が良いかもしれない。この日は1-2発だけこういう感じで打てた。その時初めて自己最長の落下地点を体験した。
△ドライバーの始動:数年前にUSA CA. のパームスプリングの一日ゴルフスクールで指導を受けた時のドライバーのヘッドをdragする感覚を思い出した。(インストラクターにdrag,dragと口を酸っぱくして言われた。)(先にグリップより身体側の何処かが先導して動き始め、後でヘッドがやや地面に押し付けられた形で始動する。イメージとしては早打ちマックと言われた佐藤精一プロのテークバック)ヘッドが遅れてテークバックに入って行く。力源が身体側にある事がはっきりする。スウィングの大小で力源を何処に持って来るかはケースバイケースだ。この感覚でテークバックすると大きいアークのテークバックが作り易く、かつ反動が上手く使える。或る意味で八の字スウィングと同じ原理で反動を使い易い。従って筋肉のバネを利用し易くなる。結果、飛距離増に繋がる。